水をさす

ま〜しかし連日よくもまぁこんだけ暑いもんだね。そしてその割に夕立一つ来ない(うちの周り)。庭の植物たちに水をやってもすぐに乾く。自分が水を飲んでもすぐに乾く。クーラーきかせて白くまかき氷でも食べてのんびり過ごしたいところ。
なのに、どっかで駅伝やってたらしいね。もし感動している人がいたら本当に申し訳ないが、正気の沙汰とは思えない。箱根は正月、全国高校駅伝は年末。つまり駅伝ってのは寒い冬にやるもんだ。そうじゃないと走者の体が持たない。世界レベルのマラソンでも、夏の大会には「過酷」の枕詞がついてまわるのに、付け焼刃の練習しかしてないタレントさんたちが、ヒートアイランド現象のメッカともいえる東京を走る…いや、走らされるなんてどうかしている。毎年のように熱中症で死者が出ている世の中で、テレビがこんなことやるなんて信じられない。社会的責任をどう考えているんだろう。走っている人にはメディカルスタッフが付いているとして、ヤジ馬さんたちはそうじゃない。もしヤジ馬さんが熱中症で倒れて、一大事になったらどうするつもりだろう。
そんなわけで私は正直ドン引きして見ていた(いや、チャンネル変えながら目に入る程度という話)のだが、企画側の狙いとしては感動を呼びたかったんだろう。感動というものが精神的なものである以上、「辛さを乗り越えて」といった精神論がからんでくるのは致し方ないのかもしれないが、もうすこし科学的に考えて、利口な番組作りをしてほしい。
…あぁ、出ていたタレントはおバカが売りで、ADにまでおバカと名付けて出ていたくらいだから、土台無理な話か。やれやれ。