ヤマハによるエンジンチューン

LEXUS LFAという、3750万円のスーパースポーツカーの開発にあたり、トヨタからヤマハにチューニングが依頼されたらしい。ときくと、頭に浮かぶのはヤマハ発動機がポート研磨でもしたのかと思ってしまうけれども、なんとヤマハ発動機ではなく楽器のヤマハ。そのエンジン音(長さ3分)も聞けるプレスリリースはこちらだけど、asahi.comの記事を引用してみる。

運転席に心地よく…ヤマハがエンジン音作り レクサス

 トヨタ自動車の3750万円するスポーツカー、レクサス「LFA」のエンジン音を仕上げたのは、楽器メーカーのヤマハだ。エンジンが吸い込む空気を一時的にためる「サージタンク」を楽器に見立て、音源として利用。音楽ホールの音響技術を活用して、運転席に心地よい音が届くようにしたという。
 ヤマハは、トヨタから「ドラマチックなサウンドを」「ソプラノのような高い突き抜ける音を」など、漠然としたイメージで、音づくりを依頼された。
 まず、新開発のシステムで、走行中のエンジン音を電子的に加工。トヨタが希望する音のイメージを具体化した。次に、サージタンクの厚みや形を変えたり、音を室内に引き込むダクトや、音が心地よく響くようにする調整板を取り付けたりして、イメージした音を、完全に物理的に出せるようにしたという。
 LFAは排気量4.8リットル、560馬力のV型10気筒エンジンを積んでいる。エンジンの開発には、ヤマハの関連会社ヤマハ発動機が協力している。音は特設サイト(http://press.yamaha.co.jp/press/lexus_sound/)で聞ける。(福田直之)

こういうの好きやわぁ〜。実際に聞いてみたけど、4.8Lの排気量とは思えないクリアなサウンド。ま、ノートPCのスピーカーじゃ、せっかくのチューニングの値打ちは分からんか…だからといって試乗できるわけもなく。モーターショーにでも行くしかないのかな。