2引き分けを挟んで7連敗

北京ではなにやら盛り上がっているようだけれど、この時期はやっぱり兵庫県西宮市がアツいのだ。
昨日は智弁和歌山を応援。17安打で5点というのは高島監督も不満だろうな。相手の好守もあったとはいえ、バントが全然決まらなかった。まぁ、この試合はもう2年生エースの岡田君をほめるべきでしょう。投打に渡る活躍っぷりは、左右の差はあるけれどPLの桑田を彷彿とさせる感じ。細身だけれど躍動感あふれるフォームも、何となくそんなイメージだった。
今日はまず鹿児島実業vs宮崎商業。両チームともに守備の堅さが光った。悪くないバントでも、ことごとく二塁で刺す。特に宮崎商業の二遊間は鉄壁といってもいいレベル。延長に入る前後から、本当に見ていて楽しかった。それから宮崎商業のエース赤川君、延長12回になっても顔色一つ変わらない、涼しい顔をして投げ続けていたのが印象的だった。結果としては12回に連打を浴びて負けてしまったわけだけれど、この先が楽しみ。
そして地元兵庫の報徳と、奈良の智弁学園。今回は兵庫が東西に分かれているので、厳密には報徳は我が地元の代表とは言えないんだけれども、加古川西がずいぶんあっさりと負けてしまったのでやはり近田を擁する報徳を応援したいところだ。着実に加点した報徳が4-2で逃げ切るかと思った9回の2アウトから、智弁学園打線が意地を見せてたった3球で3連打、2点を近田から奪い、同点。もうこれやから高校野球はたまらんのよね。ただ、ここで智弁は投手に代打を出し、エースが降板したのが効いたかな。二番手が報徳打線を押さえきれず、10回でサヨナラ。うー、これもいい試合やったなぁ。
第3試合は買い物に出かけていて見てなかったんだけれど、第4試合の浦添商業もアツかった。序盤3イニングの、スピード感あふれる猛攻は凄まじいものを感じた。千葉経大付属の四番でエース・斎藤君、彼がまたいい感じの「エースで四番」っぽい顔つきだったんだが、浦添打線との相性が悪かったんだろうな。投手が代わってからは浦添の勢いはおさまり、4イニングスをゼロに抑える。すると流れが千葉にきたんだろう、ワンサイドであっさり終わりそうだった試合が7回に動き、千葉経大付属が長打を6本?集めて一挙6点。10-9まで追いすがった。浦添のエース伊波君は切れのあるいい球を投げていたんだけど、球が軽いのか、打たれたヒットはほとんどすべてが長打。この回だけ制球がちょっと甘かったかな。テイクバックまでのフォームはレッドソックスの松坂を意識しているような感じがした。…8回表、何でここで斎藤君を再びマウンドに上げたんだろうなぁ。息を吹き返した浦添打線がまた2点を追加し、突き放してそのまま逃げ切ってしまった。これはもう斎藤君と浦添打線は、力がどうとか調子がこうとかではなくて相性の問題だったんじゃなかろうか。じゃんけんで言えばグーとチョキのような。
朝日放送ではイニングの合間に「ねったまじゃんけん」というのをやっているのだが、私はなんと彼に7連敗を喫してしまった。それがタイトルの意味である。