スピードレーサー

昔々に日本で生まれたアニメ「マッハGoGoGo」がアメリカで大人気らしい。2001年にはマッハ号を模した車が市販された(ここ参照)ほどだというが、いったい何年間人気を保っているのか…。で、そのアメリカでのタイトルは「Speed Racer」だというのだが、ハリウッドで実写化され、今日から日本で公開されるその映画の邦題がなぜ「スピードレーサー」なのか理解に苦しむ。何があってもマッハGoGoGoのタイトルで公開すべきじゃないか。
仮にガンダムアメリカで「Robot Fighter」なんてタイトルだったとして、ハリウッドが映画を作ったとする。それが日本に入ってくるときに「ロボットファイター」なんて許されるはずがない。北斗の拳のハリウッド実写版は涙が出るほどの駄作だったから、むしろ別名であってほしかったが…。
さて、マッハ号もかなりブッ飛んだマシンだけども、現実の世界でもなかなかぶっ飛ばしてくれる人がいたようだ。産経新聞より。

試乗ベンツで暴走 大学生はねられ重体 東京地検、23歳会社員を起訴

 試乗のベンツで暴走し、自転車の大学生をはねたとして、東京地検は4日、自動車運転過失傷害の罪で、川崎市中原区小杉陣屋町、会社員、谷川恵亮容疑者(23)を起訴した。谷川被告が試乗したのは排気量が6000cc以上あるベンツで、関係者によると「市場価格は1000万円以上」という。
 起訴状などによると、谷川被告は6月15日、東京都品川区のメルセデスベンツディーラーのベンツを試乗。午後1時40分ごろ、同区八潮の路上で前方の車を追い越した後、横断しようと自転車で歩道から出てきた練馬区光が丘の男子大学生(20)をはねた。大学生は重体。
 谷川被告は、制限速度50キロの道路を約150キロで暴走。助手席にはディーラーの男性(38)が同乗しており、谷川被告に「警察に気をつけてくださいね」と声をかけたという。警視庁東京湾岸署は、試乗する客に安全運転の指導を徹底していたかなど、ディーラー側の責任についても調べている。

23歳の会社員がベンツのSクラスを試乗して事故。ちょっとディーラーも甘すぎるんじゃないか、と思ったけれども、何気なくこの容疑者の名前をググッてみたらおもしろい事実が。まぁ、年齢と氏名が一致しただけだから、同一人物であるという100%の保証はないが…。
高校、大学ともに京都で、相撲部出身。高校時代は無差別級、115kg級で優秀な成績を収めている。つまり38歳のディーラーさんもビビッて何も言えなかったんじゃなかろうか。
それにしても50キロ制限の道で150キロ出すとは、アタマがおかしいとしか思えない。自動車運転過失傷害の罪だそうだが、なんで危険運転に該当しないんだ?