久々のマイマシン
昨年4月に千葉から帰ってきて以来、いろんなトラブルが重なってまともに稼働していなかったデスクトップマシン。おまけにファン回転数の設定をミスって夏場に熱トラブルまでかましてしまい、いよいよ不安定になっていたのでこの際更新することにした。
大晦日に実家でPCショップの初売りチラシを見ていると、やはり初売りだけあって激安価格が並んでいる。そういえばP-chanもパソコン組み直すって言ってたな、しかも彼の家はこのPCショップの近くだし、この情報は彼にも有用に違いないということで、メールを送っておいた。
- Micro ATX ASUS製マザーボード(Socket AM2)\5,000
- Athlon 64 3800+(TDP 65W)\3,000
- DDR2 PC6400 1GB メモリ x 2 (Elixir チップ)\5,000
これは素晴らしい。ちなみに今の構成は
比較的新しいAGPのグラフィックボード、結構高かったLow-Profile非対応のサウンドボード、増設してからほとんど使ってないDDRメモリが使えなくなるのは残念だけど、まぁそれも仕方ない。問題は、年始のタイトなスケジュールの中、どうやってこの店に行くかだ…。
年が明けて、夜が明けて。
初詣のさなか、P-chanから連絡。
「えっと…買っちゃいました、例の3点!」
マジでか!まぁ、もっといいパーツは他にあるけれども、CPUの3000円は確かに安い。とはいえ数量限定(たしか3個)のうち1個が早々に売れてしまったというのは痛いぞ。このままでは間に合わん、ええい仕方ない。チラシにはマザボの型番が書かれてなかったので、本当は現場で確認してから買いたかったが…
「すまん、同じの、もう一揃え買うといてくれん?今夜引き取りに行くし」
…持つべきものは友である。彼は手間賃を取ることもなく、私の分を確保してくれた。
さて、問題のマザボは何だったかというと、ASUS M2V-MX SE。チラシの小さな写真ではSATAだけかと思ったが、IDEもちゃんとあったので無駄なボードを一枚買わずに済んだ。Athlon 64についてはデュアルコアかと思ったがシングル、65Wではなくて62Wの間違いだったようだ。
スペックは以下の通り。
パーツ | ブランド | 品名 | 備考 |
---|---|---|---|
CPU | AMD | Athlon 64 3800+ | シングルコア |
RAM | CFD | W2U800CQ-1GLZJ | PC2-6400, 1GBx2 |
DVD | BENQ | DW1670 | リテール版 |
HDD1 | IBM | IC35L | 120GB |
HDD2 | たぶんIBM Hitachi | Deskstar ナントカ | 160GB |
VGA | on board | VIA DeltaChrome GPU | D-sub 15pin |
SOUND | on board | Realtek ALC662 | 6-Channel |
CASE | Windy | FC200 | スリムタワー |
OS | Microsoft | Windows 2000 Pro | やっぱこれやね |
今回はWin XP Media Center Editionにしようと思ったんだけども、京都の電気街には売っていなかったこと、コスト的な問題、デュアルコアじゃないからWin2000で十分(Win2000はデュアルコア非対応らしい)という諸条件が重なって、Win2000で8年目のシーズンに突入することにした。よく考えたらPCを置いている書斎にはテレビのアンテナが来てないしな。
CPUファンがやかましいという情報が入ったので、クーラーを交換することにした。リテールクーラーを組み込んでから外すのは面倒なので、組む前に買う。ただ、スリムケースなので最近の売れ筋である巨大クーラーは使えない…そこそこ小さいなと思ってもアウトだったりする。たとえば侍(ANDY)はだめだ。計測の結果、高さが75mm以下なら大丈夫のようなので、サイズのTTC-NK52TZ(K8)に口径変換アダプタをかませて120mmファンを組み合わせることにした。選んだのはS-FLEXのSFF21D。800rpmという超低速、8.7dbAという超静音のファンである。「伏風」も考えたんだけれど、口径と回転数に比して風量が少なく、特に静かでもない感じ。ファンの交換も難しそうだったので見送った。
機種 | 口径 | 回転数 | 音量 | 風量 |
---|---|---|---|---|
NK52TZ | 80mm | 2500rpm | 28dbA | 32.4CFM |
伏風 | 105mm | 2300rpm | 最大24dbA | 最大25.8CFM |
S-FLEX SFF21D | 120mm | 800rpm | 8.7dbA | 33.5CFM |
同等の風量が確保できているし、直上に外気導入口があるし、比較的低発熱なCPUだし、冷却上の問題はないはずだ。CPUファンの音は、はっきり言って聞こえない。ただ、周期的に共鳴音が聞こえるので、ケースを開けて見てみる必要がありそう。電源ファンかケースファンが悪さをしている感じだ。
今回のパーツ構成で難があるとしたらケース。内部が狭いのは仕方がない。デザインもそこそこ良いとして、メンテナンス性が極悪。フタを開けるために六角レンチで7つもネジを外さなければならない。昔はWindyといえば熱烈なファンがいたほど秀逸なケースを作っていたはずなのに、少なくともこの製品は褒められたものじゃないな。
まだソフトのインストールは終わってないけれど、動きはサクサク。eo光のおかげで通信速度も上々。PLCのおかげでLANの配線もスッキリ。19インチ液晶モニタのおかげで広々。良い感じである。やっぱりPC環境はこうでなくては。