家庭内LAN構築大作戦(1)

今の我が家はレオパレスの2DKなんだけども、ワンフロアではなくて、メゾネットタイプっていうんかね、2階建て構造。2階建ての長屋をロールケーキのように切り分けた感じ。1Fに風呂、トイレ、DKがあって(しかもなぜか対面キッチン)、2Fが寝室と物置部屋になってる。で、この物件、光ファイバーか何かのインターネット回線が用意されてるんだけど、LANケーブルは1F南側ダイニングルームに出てきとるわけ。ところがそんなところに私のデスクトップPCを置くわけにはいかず(でかいし)、PCは2F北側の物置部屋に置いてある…。とてもじゃないけど、通常のLANケーブルでつなぐわけにはいかない。鉄骨の物件だから無線LANもちょっと不安…ということで、このたび導入したのは最新のPLC(Power Line Communications、電力線搬送通信)というやつ。これは、ネットワーク通信用のケーブルを新たに引くことなく、建物内にすでに敷設されている電力線を通して電気信号をやりとりするものである。通常、宅内のコンセントは全て分電盤からの分岐であるので、逆に言えばそこで集約されている=物理的につながっているので、その電力線に信号を載せることさえできれば、家の中のコンセントからどの2つを選び出したとしても、通信が可能だということになるわけだ*1
機械は親機と子機のセットで17800円。増設は子機15台まで可能ということなので、通常の家庭ではネックになることはない。設定はきわめて簡単、特別な技術がなくても本当に1分で済む。あとはコンセントに差し、LANケーブルを差すだけで通信ができるようになる。繰り返すが、信じられないくらい簡単だ。通信速度は…PLCを介さずにこの物件の回線を使ったことがないので比較はできないが、特にストレスを感じるようなことはない。
賃貸物件でLANのコンセントとPCの設置場所が離れているけど無線LANは不安だとか難しそうだとかいう人、あるいはこれから一戸建てに住み替えようと思っている人にはぜひお勧めしたい一品である。

*1:だから、大きなお家などで分電盤が複数ある場合、それをまたいでの利用は不可能