お金持ちのスポーツ?

ゴルフをやってる、と言うと、たいていの人は「リッチやな〜」と答える。確かに、100円や1000円でできることではないし、一級品の道具をそろえたり会員権を買ったりしようとするとベンツに乗ったオッチャンが思い浮かぶのだが、最低限趣味としてやる程度なら、ワゴンRな人でも大丈夫だ。日本初のゴルフ場があり、ゴルフ場数は北海道に次いで全国2位の兵庫県に生まれ育った私から見れば、スキーやスノーボードのほうがよっぽどお金持ちのスポーツに思える。ということで、ゴルフをやるための最低予算をちょっと算出してみたい。

これだけは揃えよう

まずはゴルフクラブだ。最新の高級セットならここで20〜30万というところだが、庶民の味方「つるやゴルフ」あるいは「ゴルフ5」の最廉価モデルにすればキャディバッグもついて2〜4万。あと着替え等を入れるボストンバッグも2000円くらいで手に入る。
手袋は1枚500円。スパイクも3000円からある。衣類はポロシャツ、チノパンで済むので追加投資が要らない人も多いだろうし、ユニクロに行けば5000円でお釣りが来る。帽子が2000円とすれば、あわせて32500〜52500円だ。PS3よりもお買い得だと断言する。

1回あたりの費用は

これは居住区域により大幅に変動するし、行き先のゴルフ場によっても変わってくるが、1時間程度の距離にある廉価なゴルフ場に行くならば交通費は往復3000円、プレー代は10000円として、昼食が1000円、ボールを1ダース消費しても1000円ほど。朝から夕方までを15000円もあれば過ごせるわけだ。他の人と同乗していけば交通費はさらに安くなる。パチンコやスロットで大負けするリスクを考えれば、精神的にも肉体的にも財政的にもはるかに健全といえる。

練習は

東京のど真ん中ならいざ知らず、自家用車を普通に保有できる地域であれば(→駐車場代が安い→地価が安い)40〜50球で500円程度だろうか。じっくり練習すれば、1500円ほどで2時間くらい過ごせる。下手にカラオケに行くよりリーズナブルである。

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…さて、私は雪山には行かないのでスキーやらボードやらにどれくらいのコストがかかるのか知らない。が、日常生活の衣類をかなりの程度流用できるゴルフと違い、年に何度かしか使えない専用のウェアを揃えねばならないというのは実に贅沢に思える。さらに言えば、スキー等を趣味とする人は冬季以外は何をするのだろうか。何らかの別の趣味が必要となってくるのではなかろうか。当然、それにも別のコストがかかってくるだろう。そう思うと、年がら年中ゴルフをやってるほうが、はるかに費用対効果が高いのではないかと考えるのである。
ということで、京都・滋賀あたり在住でゴルフに興味のある人、ぜひぜひお声かけください。