漢字バトン

まみぞうさんから回ってきました。私をイメージする漢字は【将】だそうです。まぁ、数えるほどしか会ったことがないけれど、間違ったイメージではないのかもしれない。

【将】

  1. 軍隊を率い指揮する者。将帥(しようすい)。「一軍の―」
  2. 軍人の階級の一。将官
  3. 自衛官の階級の一。最高位の階級で、陸将・海将・空将があり、諸外国軍や旧日本陸海軍の大将・中将に相当する。
  4. 律令制近衛府(このえふ)の官名。大将・中将・少将があった。

漢和辞典が手元にないので国語辞典による意味を示したが、漢文では「まさに〜せんとす」と読む「再読文字」。例えば「将来」という言葉は「将に来んとす」つまり「これから来ようとする」もの。「未来」が「未だ来らず」という遠い先のイメージを持つのに対し、本来は目の前に迫った事柄を指す。近い将来、遠い未来というわけだ。遠い将来、近い未来ってあまりしっくり来ないでしょう?

1.前の人が出した漢字に対して自分が持つイメージは?

【智】
単に「知」っているということとは違う。辞書やデータベース的な「知」ではなく、そういったものに基づいて考えたり判断したりする、人間の人間たるゆえんを表す漢字。まさに私が求めるものだ。子供の名前に使ってみたい漢字のランキング上位。
【海】
ひろいな、おおきいな…と歌われている通り、無限の広がりを持つ感じ。しかも広いだけでなく、何かに満たされているところがポイントだ。海より広くても、「空」は虚ろさに通じる。
【桜】
これについてはつい先日書き殴った通り。

2.次の人に回す言葉を3つ

「言葉」だから、漢字一文字でなくてもいいのではないかと思うんだが…これは出題者の記述ミスであろう。いろんな答えが聞きたいから、意味に広がりのあるものを回そうかな。【道】【親】【心】

3.大切にしたい言葉を3つ

まみぞうさんが【理】【義】【和】を使ってしまってるんだよなぁ。で、【智】ももう出てるし…困ったぞ。

【察】
観察、洞察、推察…ものをみるだけでなく、心をみる。相手の考えを読み過ぎるのもよくないことなのかも知れないが…。ついでに言うと警のお世話にはなりたくない。
【慮】
おもんぱかる。おもいはかる、つまりよくよく考える、思いめぐらすという意味である。遠慮って、今では「慎み控えること」という意味だけれど、本来は「深謀遠慮」という四字熟語もあるように「遠い将来のことを思慮に入れて、考えをめぐらすこと」である。考えることは比較的得意だが「配慮」が行き届かないタイプの人間なので、自戒を込めて。
【燃】
やっぱり心の炎を消してはいけない。何かに取り組むときは燃えてやらねばっ!ちなみに「もえる」と打ち込んで「萌える」が先に出てきたときには萎えた。

4.漢字のことをどう思う?

コンピュータの世界では極めて厄介な存在だけれど、日本という漢字文化圏に生まれ育った身としては離れがたいもの。文字であり語であるところがポイントだ。「何と読むのか分からない」ことがあるし、「読み方が複数ある(特に日本では)」など、表音文字しかない文化に育っている人には奇異なものに映るのかも知れない。しかし、表意文字であるがゆえに多くの文字を必要とし、多くの文字が存在するがゆえに「書」が歴史的資料としてだけでなく美術品として成立するのではないかと思う。日本のかなやハングルは表音文字なのに書があるが、それはあくまでも漢字の書が先にあったからこそ生まれたものだろう。

5.最後にあなたの好きな四字熟語を3つ教えてください。

無印良品
ブランドはどうでもいいので、本当によいものが欲しい。つまり本当によいものを見抜く目が欲しい。
【以和為貴】
和を以て貴しと為す。できれば和田を以て貴しと為してほしいところ、というのは冗談。
【上善如水】
最後くらいはマジメに決めよう。上善は水の如し。お酒の名前としても有名なこの言葉、実は老子の言葉。意味は…長くなるから書かない。調べてみて。

6.バトンを回す人7人とその人をイメージする漢字を。

うーん、誰にしようかな。とりあえず一人だけ指名!ひなた!えっ、なんで私なん、とか言いっこなし。「熱」い先生の漢字論を知りたい。