不沈のサブマリン・渡辺俊介の前に猛虎沈黙

どうせなら戦前に言っておけば良かったんだが、井川を初戦に投げさせたくない理由を今述べる。私は、井川は相手が誰でも負ける、渡辺俊介には誰を立てても負けると思っていた。だから、どうせなら渡辺俊介に井川をぶつけてやれば、2回負けるところが1敗で済むわけである。はっきり言って今日の渡辺俊介は、「打たれる気がしない」ってところだったんではないだろうか。ラジオで聴いていただけだが、ゲストの武田一浩が手放しで褒めていた。
それにしても今江はノンストップやね〜。まさかシリーズ記録まで打ち立ててしまうとは…8打席連続安打なんて(しかも続行中)。ちなみにプロ野球記録は11打席だったかな?
以前、ここで「抑えがしっかりしていることの効果は、相手に試合は8回までだと思いこませること」と書いた気がする。阪神JFKを擁し、6回まで阪神にリードを許していると逆転のチャンスは薄い。だからJFKが出てくる前にリードを奪っておかないと…とは誰でも考えることだろうが、それが実際にできてしまっているロッテ打線。恐ろしい勢いである。もしかしたら、自慢のJFKを一度も送り出せないまま終わってしまうかも知れない。零戦を飛ばせずに撃沈する空母みたいなもんだ。
相手の調子がいいのは相手の話、自分のところも調子が悪いだけなら仕方がないとして、阪神は要らないミスが多すぎる。実戦間隔が空いて感覚が戻ってないというのがもう言い訳にもならないほどの負けっぷりだ。どっちが勝つにしても7戦までもつれ込むと思っていたけれども、これでは第5戦の切符を持っている我が親父が観戦に行けないという事態にもなりかねない。甲子園に帰って、浜風に乗って勢いを取り戻すことを期待するほかない。