独島の月

昨日これについて書くのを忘れていた。まぁ、といっても大したことを書くわけではないのでがっかりしないで頂きたいのだが、最初ネットでこの見出しを見たとき「ん?どこの銘菓だろう」と思ってしまった。元祖は仙台銘菓・萩の月製造元サイト)で、各地にいろんな「月」シリーズがある(おうさる.comさん)のだ。スポンジの中にカスタードという非常にシンプルな造りでありながら、それゆえにどなたにも嫌われることなく受け取って頂ける、ナイスなおみやげと言えよう。私もいつか何らかの月を買って帰ったことがあるが、カスタードのくせにやたら日持ちするのも魅力と言える。
ここからは余談。さっきの見出し、どうやら島根県が「竹島の日」を制定したことに対抗して韓国の慶尚北道が「独島の月」を制定したことについてのニュースだったらしい。まさか日本が日ならこっちは月だという、そこまで安易な考えで制定されたものではなかろうが、こういうのに「月」はなじむのかね?竹島の日は2月22日で、1905年(明治38年)の閣議決定に基づき、竹島島根県隠岐島司の所管とする旨を島根県知事が公示した日らしい。閣議決定や知事の公示そのものの正当性はともかく、2月22日に決めたこと自体には根拠がある。じゃあ独島の月は?大韓帝国が1900年10月に竹島を勅令で管轄区域に指定したことが根拠らしい。調べてみたところ、それは10月25日の勅令のことを指しているようだ*1。日付がちゃんと分かってる(勅令なんだから日付が残っていて当たり前)のに、なんで月なの?
ちなみに日本で「○○月間」というと、道路ふれあい月間*2とか海の月間といった、ほとんど誰も知らないものばかり。しかも、その月間はそもそも「道の日(8月10日)」「海の日(7月第三月曜)」ありきの話。いきなり月だけ決めるなんて、日本人の目には極めて不自然に映るんだけど、どうなのだろうか。

*1:でもこの勅令の中に「独島」という文字はないらしい

*2:知ってる?8月は道路ふれあい月間なんだよ。…熱くて触れるかっての